トランジションとは、ある写真が次の写真になる約 1 秒のことです。飾りだと片付けたくなりますが、スライドショーでリズムに手を入れられる唯一の瞬間でもあります。写真の切り替えが常にハードカットのローテーションと、ときおりワイプしたり溶け合ったりするローテーションは、まったく違って感じられます。
設定の Effects タブに 29 種類あります。これは Soft Effects とは別物です。Soft Effects は画像が表示されている間に働きますが、こちらは 2 枚の画像が切り替わるときだけ働きます。
29 種類がカバーする範囲
各効果はそれぞれチェックボックス付きで個別に並んでいるので、プリセットのメニューというより選び取るためのパレットです。いくつかの系統に分かれます。
- 8 種類の方向ワイプ — 四辺(左から右、右から左、上から下、下から上)と 4 つの対角線すべて。
- 2 種類の回転 — 左上隅から回り込むもの、中央から回り込むもの。
- 拡大と回転 — 新しい画像が中央から外へ広がる、あるいは回りながら収まる。
- 3 種類の形状リビール — 円形、楕円、長方形。いずれも広がっていく形を通して新しい画像を開きます。
- 4 種類の分割 — 水平、垂直、4 分割、そして外へ弾けるような分割。
- 3 種類のチェス盤リビール — 盤全体のパターンに加えて水平・垂直のバリエーション。1 回のワイプではなくタイル単位で画像を置き換えます。
- 3 種類のパノラマ移動 — 汎用のパノラマに加え、水平・垂直の専用版。横長の写真に特に向いています。
- 2 種類のスパイラル — 渦を描くワイプと、外へ弾けるスパイラル。
- 2 種類のフェード — 単純なフェードと、2 枚の画像をまたぐクロスディゾルブ。
効果名はアプリを使用している言語で表示されるため、お使いの Effects タブの一覧は英語ではなくご自身の言語で表示されます。
「どれも使わない」という選択肢も含めて
29 種類と並んで、「なし — 即時切り替え」という項目が明示的に用意されています。小さいけれど考え抜かれた点です。ハードカットは、機能全体をオフにした結果として得られるものではなく、同じ一覧の中に置かれた意図的な選択肢として提示されています。ほとんどの切り替えは動きを付けつつ、一部は唐突にしたい — それは妥協ではなく設定です。
再生時間、フレームレート、プレビュー
- 秒単位の再生時間 — トランジションにかける時間で、初期値は 1.0。短ければ軽快に、長ければ切り替えそのものが見せ場になります。
- fps 単位のフレームレート — 初期値は 30。特定のマシンで効果が思ったほど滑らかでないときに知っておくと役立ちます。
- 保存前のプレビュー — 組み合わせを試してその場で確認できます。決めてからスクリーンセーバーに教えてもらう必要はありません。
1 つ、いくつか、あるいは 29 種類すべて
Select All と Unselect All のボタンがあります。どちらの極端にも意味があるからです。全編を 1 つの効果で通せば、ローテーションに一貫した作風が生まれます(たとえば切り替えはすべてゆっくりしたフェード)。29 種類すべてを有効にすれば、同じ動きが 2 回続くことはほとんどない、変化そのものを目的とした状態に近づきます。
たいてい心地よいのは中間です。素材に合う 3〜4 種類を選び、残りは無効にする。スパイラルやチェス盤リビールは 1 回目は印象的でも繰り返すと疲れます。フェードや方向ワイプは、繰り返しにずっとよく耐えます。
効果をランダムにスキップする
スキップ確率(初期値は 25%)を設定すると、その割合の画像切り替えは効果なしの素のカットになります。Soft Effects のランダムスキップと同じ考え方で、役割も同じです。変化は、効果が常時ではなく時折であることから生まれます。一晩を通して見れば、これは「リズムのあるスライドショー」と「こちらに向かって演じてくるスライドショー」の違いになります。
トランジションは画面ごとに実行され、ディスプレイのハードウェアに影響されることがあります。あるモニターだけで効果がぎこちない場合は、まずそこを疑ってください。何かが壊れていると考える前に、フレームレートを下げるか再生時間を短くしてみましょう。
トランジションと Soft Effects は別の設定
つまずく人が多いので、二度書いておきます。Effects タブは画像と画像のあいだで起きることを制御します。Soft Effects タブは 1 枚の画像が表示されているあいだに起きること — Ken Burns の動きと8 種類のコラージュレイアウト — を制御します。29 種類のトランジションをすべて有効にしてもコラージュは 1 つも出ませんし、コラージュレイアウトをすべて有効にしても切り替えに動きは付きません。
モニターが 2 台以上のとき
接続された各ディスプレイが独立したタイミングで自分のローテーションを回すため、2 台の画面はふつう別々のタイミング・別々の効果でトランジション中になります。Windows マルチモニターガイドとMac 版がディスプレイごとの設定を扱っています。
Windows と Mac 版をダウンロード